福祉機器・システムの個別対応


福祉機器やシステムを個々のエンドユーザー(障害者・高齢者およびその介護者・家族等)のために個別の技術対応を行います.

今までの実例:

・ 車椅子に乗っている対麻痺の方が独立家屋から新しいマンションに移られた.事前にモデルルームも見てそれなりの改造もしてもらっていた.入居してみてびっくりした.そのマンションはインターホンで集中エントランスの来所者の確認と開錠をするのである.車椅子からではインターホンに手が届かない.一日数人ヘルパーさんや看護師さんが来るのにどうしよう! →→→  インターホンのハンドセットを取り上げたとき出るスイッチ信号,開錠ボタンを押すとき出るスイッチ信号を手の届くところに作った2つの押しボタンで置き換えた.ハンドセットからマイクとスピーカの線を取り出し,別置きマイクとスピーカでハンズフリーで来所者と会話できるようにした.

・ 脳障害で寝たきりの80歳代の女性を娘さんが一人で介護している.電動ベッドを使っているが,痰がからむとそのたびにベッドの背もたれを持ち上げ数分そのままにして重力による自然排痰を待ち,またもとの位置まで戻す必要がある.一日何回もしなければならず,さらに外出中に痰がからんで不測の事態が心配だ.  →→→  幸い痰がからんだときには咳が出る.住宅地なので車等の騒音も小さく咳をマイクで拾って検出するするはできた.それを起動信号として,電動ベッドのリモコンの背もたれを「上げる」,「下げる」ための押しボタンから線を引き出し,PIC(Programmable Integrated Circuit)を使って一定角度まで持ち上げる信号,そこで数分保持する待ち時間,元の位置まで戻す信号を作り,ボタン信号線に送り込むことで自動排痰を可能とした.

・ 電動ベッドで寝ている障害者がいるが,家族が一日中ついているわけにはいかない.外からドコモのFOMAで室内カメラにより家の中をモニターする装置(試作機:Visual Controller)を入手したが,顔の表情まで拡大してとれないし,夜間部屋を暗くしたときはまったく状態がわからない. →→→ フレキシブル・チューブの先に小型の照明用赤外LEDのついたCCDカメラをつけ,ベッドの背中のフレームからオーバーハングで上体を映し,その信号を Visual Controller の外部TV端子につないだ.これで顔の表情もとれ,夜間でも明るく映すlことがができるようになった.